飯塚市の小島法律事務所より、弁護士による「司法試験」についての解説です。
司法試験は、法曹三者(裁判官、検察官又は弁護士)となろうとする者に必要な知識や応用能力を備えているかを判定するための国家試験です。試験は4日間行われ、試験内容は論文式試験と短答式試験です。
この点、法務省によると、令和8年に実施される司法試験から、手書きで紙に解答する現在の形式を、パソコンでの受験に変更するとのことです。これにより、論文問題を手書きする負担の軽減されることが見込まれます。
なお、試験方法としては、試験会場に用意したパソコンで受検することを想定しており、インターネットには繋がず、法務省が開発するシステムを用いて、問題流出を防ぐとのことです。
ちなみに、令和5年の司法試験は、令和5年7月12日、13日、15日に論文式試験が、16日に短答式試験が行われます。
試験日程は、以下のとおりです。
【12日】
選択科目(3時間)・公法系科目第1問(2時間)・公法系科目第2問(2時間)
なお、公法系科目は、憲法と行政法です。
【13日】
民事系科目第1問(2時間)・民事系科目第2問(2時間)・民事系科目第3問(2時間)
なお、民事系科目は、民法、民事訴訟法と商法です。
【15日】
刑事系科目第1問(2時間)・刑事系科目第2問(2時間)
なお、刑事系科目は、刑法と刑事訴訟法です。
【16日】
憲法(50分)・民法(75分)・刑法(50分)