飯塚市の小島法律事務所より、弁護士による「裁判官の人数の推移」について解説します。
日弁連のデータによると、簡易裁判所を除く裁判官の人数は、平成3年(1991年)には2022名でした。その後上昇し続け、平成26年(2014年)には2944名となり、3000人を目前に迎えるまでになっていました。
しかし、3000人には届かないまま、平成27年から平成28年にかけて約200名減少し、その後はほとんど変わっていません。平成30年の裁判官の人数は、2782名となっています。
裁判官の採用人数も、平成3年は96名で、翌年の平成4年は65名と激減したものの、その後は平成28年までの間で、80名から100名で推移していました。
しかし、ここ3年間の採用人数は、平成29年が78名、平成30年が65名と少なく、令和元年の任官は75名に留まっています。